Topic3

 最近の大学入試問題から、少しシニカルなそして含蓄のある英文を選び、一文ずつ基礎から応用まで同等に解説していきます。一つのまとまった文章を 完全に理解することで、自然に英語というものの表現法を身につけましょう。 早速挑戦してください。

A:  The other day I walked into our local convenience store and asked for gyunyu.
 The clerk just stared at me as though I were speaking Swahili. I tried again,
 thinking that either my pronunciation of the word was terrible, or that my
 gaijin face speaking Japanese had left him temporarily tongue-tied. "Can you
 tell me where the gyunyu is?" Still nothing.
B:  Not wishing to torment the poor clerk, I was still upset that I couldn't
 communicate this simple question. Once more I tried. "Do you have any miruku?
 adding the vowel to the ending of the English pronunciation. Suddenly the clerk's
 face lit up in recognition. "Oh, yes, The miruku is in the far right corner."
C:   As I struggle to get a grasp on the Japanese language, I find that I'm
 constantly perplexed by Japanese English. If there is a perfectly good
 Japanese word for an object, why adopt the foreign word and then
 mispronounce it?


 
さて、今回は段落Cです。後ろに「和製英語について」という付附録もついています。

先ずは訳から・・・・・・・
◇As I struggle to get a grasp on the Japanese language ,
  〜しようと奮闘する 〜を理解する               言葉   
 I find that I'm constantly perplexed by Japanese English.
  わかる        絶えず    困らせる       和製英語      
               (be perplexed  困る)
 日本語を理解しようと苦しんでいると、常に和製英語に困っている自分に気がつく。

◇If there is a perfectly good Japanese word for an object,
         完全に、申し分ない                  物
      why adopt the foreign word and then mispronounce it?
       〜を採用する    外国語            発音を誤る
 ある物を示すために、せっかくちゃんとした日本語の単語があるのに、どうして外国語を採用して、 しかもそれを変な発音で使うのだろうか。

[文法・語句]
As I struggle to get a grasp on the Japanese language,
         
 I find that I'm constantly perplexed by Japanese English.
  2      3           3
   as = when       「〜している時」、 「〜ので」だけではありません。  
   find+that節      「知る」「悟る」                   
                   (例) I found that he could not swim.
                      (彼が泳げないことがわかった。)  
   perplex         「困らせる」「当惑させる」(bewilder)
                  be perplexed 〜  受身 「〜に困る」

If there is a perfectly good Japanese word for an object,
 1          2                  3    
  why adopt the foreign word and then mispronounce it?
     4                         5  

    if         if には、"though", "in spite of the fact that〜"の意味はありませんが、
               日本語の前後関係から逆説的に訳しました。直訳すると、「もし、あるものに対する申
               し分のない日本語の言葉があるならば」の意。  
    perfectly    形容詞"good"を修飾する副詞  
    for        「〜のための」   "for an object"で"word"を修飾する形容詞句   
    why adopt    "why (do they) adopt"が省略されていると考えられる。
              ここでは、反語句的な意味がある。  
    mispronounce misspell    「つつ゛りを間違う」
              mistranslate 「誤訳する」
 

*****和製英語について*****

今回は、文法・語句の説明が少なかったので、和製英語について少し述べたいと思います。 筆者は、日本人に対し、外国語を変な発音で使わないように批判していますが、英米人だって、外国語を変な発音で使っています。特に、地名はみんな英語読みに直しています。
Vienna(ウィーン→ビエナ)、Zurich(チューリッヒ→ズーリック)、Prague(プラハ→プラーグ)等。
これではどこのことかわかりませんね。 和製英語はどうも長い言葉を短くする傾向があるようです。television →テレビ、apartment →アパート、department store→デパート、
personal computer→パソコン、 remote control→リモコン、 building→ビル、等。
ナイター(nighter)は和製英語のすばらしい例としてあげられてきましたが、最近ではフリーター(freeter)はなかなかよい発明品だと思います。"free lance arbeiter"を短くしたものと考えられますが、単に"free"にerをつけてフリーヤーこれではしまらないのでterをつけてフリーターとしたのかもしれません。
ついでに、アルバイト(arbeit)は英語ではないので(しかも名詞ではなく動詞)、英米人にいくら言っても通じません。"free lance" "part-time job"と言わなければなりません。
傑作なのは、セビロ(Saville Row)で、これはロンドンにある通りの名前です。 (rowは通りの意味) 
ここにスーツを作る有名なお店があったので、"セビロ"はスーツの意味になったとのことです。 和製英語って意外とおもしろいものですね。
他にももっとおもしろおかしい和製英語がありましたらお教えください。


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