英語のお勉強
寓話の迷い道 in 英語格言の森 その1

何事も運とは言いますが―

Everything comes to him who waits. <あらゆるものは待つ人の元に来る>

英語の格言辞典では、

”The person who is prepared to wait patiently usually gets what he wants in the end, provided of course he goes on trying.
(辛抱強く待つ心構えのある人は、最後には求めるものを手にするものである。勿論、当人が努力を怠らなければだが。)”


と説明されています。多少ズレる気もしますが、言うなれば「果報は寝て待て」に近いのでしょうか。しかししかし、本当に寝てしまって失敗する例もあります。



「うさぎとかめ」


(1)「もしもしかめよ かめさんよ 世界のうちに おまえほど 歩みののろい ものはない どうしてそんなに のろいのか」

(2)「なんとおっしゃる うさぎさん そんならおまえと かけくらべ むこうの小山の ふもとまで どちらが先に かけつくか」 

(3)「どんなにかめが いそいでも どうせ晩まで かかるだろう ここらで ちょっとひと眠り」 ぐうぐうぐうぐう ぐうぐうぐう
 
(4)「これは寝すぎた しくじった」 ぴょんぴょんぴょんぴょん ぴょんぴょんぴょん 「あんまりおそい うさぎさん さっきの自慢は どうしたの」



みなさんご存知の「うさぎとかめ」の歌です。もともと「イソップ寓話」にあった話を唱歌にしたものですが、起源はともかくお話は有名です。
見てのとおり、やはり本当に寝て待ったら駄目なわけで、明治初期の寓話集にはこんな教訓が付されています。
曰く「遅緩(ゆるやか)なりとも弛(たゆま)ざるものは。急にして怠(おこた)るものに勝つ」。結局のところ、

Fortune favours the bold. <幸運の女神は勇者を好む>


ということで、やはり待つだけではよろしくない。それなりのものが必要なのです。この場合、努力を怠らなかったからこそ、かめさんはうさぎさんが寝ているという幸運を活かせたわけです。

とはいえ。


The worse luck now, the better another time. <今は不運でも、いずれ運が向くさ>


今回はかめさんが頑張ったのが運の尽き。うさぎさんにもそのうちいいことがあるに違いありません。...まあ、さぼっているうちはだめでしょうけれど。(続く)

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